遙乃の部屋

第1007回 「寝ちゃいました」

2017/04/15


 「ん・・・」
 「起きたかい?」
 「あれ、私・・・」
 「昼食った後、寝ちゃったんだよ。疲れが溜まってたんじゃない?」
 「すみません、ずっと寄り掛かったままだったみたいで」
 「いいよいいよ。俺としても昔の電車通学時代みたいで嬉しかったからね」
 「あれ、その時代にそんなことありましたっけ?」
 「あったよ。俺たちがまだ中学だった頃の話さ。帰りの電車の中で、遙乃が俺に寄り掛かりながら寝ちゃったことがあったんだよ」
 「あら、ホントですか? 私全然覚えてないですよ」
 「そりゃあ、本人は夢の中だったからね。さて、そろそろどいてもらっていいかい? 俺トイレ行きたい」
 「あ、はい」
 「眼覚めたなら、この後買い物行って一緒に晩御飯作ろう。俺にもたまには一緒に作らせてくれ」


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