遙乃の部屋

第1156回 「今年の年末は」

2017/12/28


 もう一つの世界、智未編
 「さて、今年の年末だが、ちょいと色々あるんで話ここでまとめときたい」
 「なにかあるの?」
 「おう。まず一つ、悠輔!」
 「はい」
 「今年から家族入りしたお前だが、年末は特にやることないんだろ」
 「そうすね。特には無いっす」
 「なら、お前も今年は虹口の実家に来な。うちはこれが毎年の恒例行事になってる」
 「虹口の実家というと、お義母さんの実家ですね」
 「ええ、そうですよ。ホントはこっちに連れてきたかったのですが、群馬を離れたくないということでしたからね。向こうの家はそのままになってるんです」
 「毎年顔見せに帰ってるわけだ。つーわけで、お前も今は俺たちの家族だ。だから、正月は群馬だ」
 「はは、こう家族の輪に入って正月迎えるのはなんだか照れくさいですね・・・。でも、了解っす」
 「んでもう一つ、舞衣」
 「あーい」
 「会社でも話したが、30は水中テレビカメラ調査だ。頼むな」
 「へいへい。カメラの仕事好きだし、別にいいわ。休日手当稼げるしね」
 「すまんな。つーわけで、帰省時は舞衣だけ別行動になる。現場終わった帰りにそのまま虹口の実家に行くコースだ。会社のクルマはそのまま使ってていい。まあ、私用で使うのはダメだがな」
 「了解よ」
 「以上だ。後ほか何かあるか?」
 「私、正月は悠輔さんと出掛けたいんだけど、クルマ別にした方が良いかな?」
 「あ、それなら向こうのクルマ使っていいですよ。電話しておきますから」
 「ありがとう。でも良いの?」
 「もうあまり車乗ってないみたいですから、充電ついでに乗ってあげてください。元々そうしてくれるよう、頼まれてたんです」
 「何かあったら俺と遙乃で向こうのお義父さん達連れてくから大丈夫だ。それに、今年は舞衣が会社の車で行くからな。さすがにそこにもう一台となると停める場所が無い」
 「そっか。それもそうだね」
 「悠輔さん、運転お願いしますね」
 「はい。任されました!」
 「んな所か。後はあるかい?」
 「・・・大丈夫そうですね」
 「うし、じゃあ解散。風呂入るぞ。一番は誰だ?」
 「あったしー」
 「行っちゃった。まあいっか。その次は私入るよ」
 「ではその順番で。あ、洗濯ものまだ二階でした。智未、すみませんが、舞衣に持って行ってあげてください」
 「はーい」


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