遙乃の部屋

第1289回 「お母さんの誕生日」

2018/09/12


 もう一つの世界、智未編
 「さて、洗い物完了っと」
 「お疲れ様でした、悠君。でも、なんで今日に限って?」
 「一つは、舞衣・智未・悠輔をフリーにさせるため。もう一つは、遙乃をここに留めとくため、さ」
 「??」
 「・・・来たかな。よし、良いぞ」
 「あーい。それじゃ」


 「「「お母さん、誕生日おめでとう!!!」」」
 「あなたたち・・・」
 「な。こういうサプライズをするため、ってわけだ。それと、たまには嫁さん孝行もしないとなぁ」
 「ありがとうございます。悠君、舞衣、智未、悠輔さん」
 「ふっふ〜ん。プレゼントはケーキだけじゃないのよね」
 「あら、なにかあるのですか?」
 「はい、どーぞお母さん」
 「ありがとうございます。これは?」
 「石川の方の温泉の宿泊券ですよ。お義父さんと二人でどうぞ」
 「何それ聞いてないんだが」
 「ほら、お父さんも誕生日近いでしょ。ちょっと早いけど、一緒にね」
 「存分にいちゃついてくると良いわ。うちでやられても困るし」
 「ヲイ」
 「ふふっ。では、大いに有効に使わせていただきますね」
 「こっちでアタリつけてあるので、今週末当たりどうですか?」
 「今週末は土日共に休みでしょ。どう、天気もそんなに悪くなさそうだし」
 「良いですね。悠君はどうですか?」
 「俺も予定は無いが・・・フムン。行っちゃうか」
 「おっけー。じゃあ確認して予約入れておくわね」
 「つーか、どこの温泉よ?」
 「山中温泉ですよ。石川が誇る名湯です」
 「良く空いてましたね。山中温泉と言えば、加賀温泉郷で有名な所じゃないですか」
 「まあね。でも、紅葉シーズン前だし、夏真っ盛りって訳でもないし、ちょうど中間シーズンみたいなものだからさ」
 「連休って訳でもないですしね。この家に来て、遠出するのは普通の土日でも余裕ってことは嫌と言うほど味わいました。金沢方面ならば、日帰りだってしてたでしょう?」
 「おう。新婚時代よくやったわ」
 「うん。空きあるみたい。予約入れとくわね」
 「ホント、色々とありがとうございます。とっても嬉しいです♪」


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