遙乃の部屋

第1313回 「ようやく変えたんだけど」

2018/11/18


 もう一つの世界、智未編
 『だー』
 「??」
 「お父さん?」
 「ああ、舞衣と外で自転車弄ると言ってましたよ」
 「ってことは、何かミスったかな」
 「だね。見に行ってみようか」
 ・・・
 「何やってんすか?」
 「おう、悠輔」
 「どしたの?」
 「それはこっちのセリフだってば。大声出してどうしたの」
 「それか。コイツだよ」
 「チューブ?」
 「ええ。新品使ったはずなんだけど、組み込んでホイール装着したら、気づいたら空気抜けてんの」
 「新品で穴が開いてた、ってこと?」
 「そういうこと。まあ俺がハメ込むときにミスった可能性は否定できんが・・・」
 「まったく、せっかくの新品なのにね。在庫無いから、前のチューブ流用する羽目になった、ってわけ」
 「そういうことね。まあゴム製品だし、しょうがないよ」
 「分かってんだけどな。でも、どうにもむしゃくしゃする」
 「まあまあ。そろそろご飯だって言ってましたし、お腹いっぱいになれば少しは気が楽になりますよ」
 「そうだよ。人間お腹減ってるからイライラするんだから」
 「そうかもしれんな。ま、コレ組み込みゃ終わりだ」
 「さっさとやっちゃいましょ」


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